古本せどりを始めるにあたって、何を準備すればいいのか戸惑っていませんか?
少しでも早く始められるように、古本せどり初心者が準備すべきものをご紹介します。
せどり歴2年の私が実際に使用していたツールや道具で、どれも欠かせないものです。
古本せどりを始めるにあたって必要なもの
インターネット環境
まずはインターネットに繋がらなければ、せっかく仕入れた商品の販売ができません。
また、電脳仕入れではもちろん、店舗仕入れであっても必要になります。
インターネット回線
私の場合は
を契約していました。
コミュファ光
引用元:コミュファ光
自宅の固定電話とTVも合わせて「ホーム1G」に申し込んでいました。
動画がサクサク観れるくらいの速度だったので、WEB注文や在庫管理には問題なく使えていました。
mineo
引用元:mineo
「1GBじゃ容量足りないんじゃない?」と思うかもしれませんが、店頭でのビーム作業にのみ使用するなら十分でした。
スマホ
iPhoneでもAndroidでも、今持っているスマホでOKです。
アプリでの商品管理や、ビーム(あとで登場します)と連携させると、仕入れ時にも大活躍します。
PC
商品の販売、在庫管理など、けっこう使います。
WindowsでもMacでもOKですが、後々のことを考えるとWindowsがベター(理由はあとで書きます)。
プリンター
Amazonで販売すると、商品に伝票を絶対同封しなければいけません。
その他、配送業者ごとの配送票を準備したりと、プリンターの活躍する場面は意外と多いです。
コンビニで済ますこともできますが、配送ラベルへの配送先印字など、コンビニではできないこともあるので、準備しておくといいでしょう。
ちなみにカラーで印刷したことはなかったので、モノクロ印刷ができれば十分です。
仕入れ用ツール
どの商品が売れるのかという判断ができないので、初心者のうちはツールに頼ることになります。
せどり支援ツール
「せどりすと」や「プライスター」といった、せどりをする人(通称:せどらー)を助けてくれるツールです。
ビーム
上記の「せどり支援ツール」を立ち上げたスマホと連携させ、本のバーコードにレーザーをかざし、情報を読み取るための物です。
「KDC200」は大きさも反応速度も良かったので、オススメです。
イヤホン
設定にもよりますが、ビームでバーコードをスキャンする度にスマホから音が出るので、イヤホンを装着することを推奨します。
基準をクリアしている場合に、特別な音が鳴るようにしておくと、仕入れスピードが格段に向上します。
無線タイプの方が、仕入れ作業中に邪魔にならないのでオススメですが、電池切れになってしまい仕入れがストップする可能性もあるので、有線タイプも持っておくと万全です。
予備バッテリー
スマホや無線イヤホン・ビーム等が電池切れになると、仕入れ作業に影響します。
なので移動中に少しでも電池を回復できるよう、予備バッテリーも持っておくと安心です。
お手入れ道具
仕入れた古本は、そのままだと意外と汚いもの。
商品としての価値を高めるためにも、綺麗にお手入れしてあげましょう。
ヘラ
大抵の古本には、購入店独自の値段シールが貼ってあるので、まずはヘラを使って優しくはがします。
シールはがし
ヘラを駆使してもシールが上手くはがれない場合は、専用の「シールはがし」を使います。
上の写真のようなスプレータイプが一般的ですが、塗るタイプの方がシールにピンポイントで塗れるので、商品を痛めにくくオススメです。
柔らかい布
古本の表紙は一見綺麗でも、拭いてみると案外汚れているのがわかります。
商品を傷つけないためにも、マイクロファイバー等の柔らかい布を準備しておきましょう。
除菌スプレー
上記の柔らかい布に吹きかけ、本の表紙を拭き取るために使用します。
汚れが落ちやすくなり、除菌もできるので一石二鳥です。
撮影道具
商品を販売するにあたって、写真は命とも言えます。
なるべく綺麗に撮れるよう、機材もそろえておく必要があります。
デジカメ
最近のスマホは高性能のため、十分撮影は可能です。
ですが撮影中はスマホの充電がすぐ減るのと、SDカードに写真を保存したかったため、デジカメを使用していました。
照明
撮影場所には自然光も入ってこないので、部屋の照明だけだとどうしても薄暗い写真になりました。
スマホやデジカメのフラッシュだと、一方向に濃ゆい影ができてしまい、イマイチな写真しか撮れず。
考えた結果、ニトリで卓上照明を2つ購入し、左右から照らすことで丁度良い明るさの商品写真を撮ることができるようになりました。
白い壁紙or布
これはAmazonで販売するため専用になります。
Amazonの規定で、商品写真の背景は白と定められているからです。
我が家には白い壁の部屋があったので問題ありませんでしたが、ホームセンター等で白い壁紙や布を調達することになります。
販路
実店舗を持つのはなかなか難しいので、ネット上での販売が一般的です。
フリマサイト
知名度があって売れ行きが良く、アプリの使い勝手も良い「メルカリ」をオススメします。
メルカリ便だと匿名で配送できるので、初心者には安心して始められます。
最初は「メルカリ」で出品し、徐々に慣れてきたら「メルカリShops」という専門性の高い機能を活用すれば、よりネットショップらしい形態で販売できます。
Amazon
実はあの有名な「Amazon」、個人で販売もできるんです。
規定が厳しかったりと、とっつきにくさはありますが、集客力はピカイチです。
商品ごとの他店価格が見やすいので、相場調査が容易です。
梱包道具
商品が売れた時に、どのように梱包するか。
なるべく綺麗に包んで、購入者様に喜んでもらいたいですよね!
OPP袋
配送中に、雨等によって商品が濡れてしまうのを防ぐために、透明な袋に入れて保護します。
ビニール袋だと、メルカリ等の個人間取引だと許容してもらえますが、メルカリShopsやAmazon等、お店で購入したと認識されている場合は、梱包がイマイチとして評価を下げられてしまうかもしれません。
そのため、OPP袋という「ビニールだけどちゃんとした袋」で包んであげましょう。
セロテープ
OPPで本を包んだら、余白部分を折り込むためにセロテープを使用します。
これは何でもいいです。
100均でもホームセンターでも、安く入手できる所を探しておきましょう。
しょっちゅう使うので、セロテープ台があると利便性が向上します。
クラフト封筒
OPPだけだと中身が丸見えなので、クラフト封筒で更に包みます。
大きさは、角形2号でほとんどの本をカバーできますが、稀にこれより大きいサイズの本があるので、角形1号も用意しておくと安心です。
クラフトテープ
封筒を閉じる時に使用します。
ガムテープよりも使い心地が良いので、クラフトテープを使用しています。
ハサミ
セロテープやクラフトテープを切るのに使います。
普通のハサミだと、使っていくうちに切れ味が悪くなりますが、ガムテープなどを切るための専用ハサミだと、なかなか切れ味が落ちず、作業効率が大きく変わります。
ホームセンターなどで売っています。
厚さ測定定規
本の厚みによって、送料が変わります。
なので専用の測定定規を準備しておきましょう。
段ボール等で自作してもよいですが、私はメルカリで800円の「厚さ測定定規」を購入しました。
厚み1cm・2cm・3cmをそれぞれ測ることができ、丈夫なので割れたりすることもなく、安心して使用できます。
はかり
送料は、本の重さでも変わります。
上の写真では0.5g単位ですが、なるべく正確に測定できるよう、0.1g単位で表示できるものが良いでしょう。(重さで配送料が変わるため)
2000gを超える本はそうそう無いと思われるので、料理用のはかりで十分だと思います。
在庫管理
どんな商品がどのくらいあるのか、しっかり管理しないといけません。
本棚
商品を保管するための棚です。
本棚が無い頃は、空き部屋の端から、本を床に積んで管理していましたが、
- 売れた時に商品を抜き出すのが大変(下の方に積んである本を取りたい時が特に)
- 少し商品に当たったり、地震が来た時に、積んだ商品が崩れて危険
ということがわかり、ちゃんと本棚で管理するようにしました。
ちなみにニトリの本棚を購入しましたが、本の大きさ的にも収納冊数的にも十分でした。
プライスター
せどり支援ツールとしても出てきた「プライスター」、実は仕入れ時だけでなく、在庫管理もできるんです。
Amazonのアカウントと連携させ、商品の一括登録や、商品情報の更新、売れた商品の状態確認等、仕入れから販売までサポートしてくれる強力なツールです。
Excel等で独自に管理するのもいいですが、こういった専用ツールを使いこなすと、作業効率が大幅にアップします。
資格
中古品を売る場合は、「古物商許可証」が必要になります。
古本売買の場合は「書籍」の許可を取るといいでしょう。
AmazonやメルカリShopsにも、古物商許可証の取得番号を入力する欄があります。
積極的に取得し、入力を忘れないようにしましょう。
物流
送料を少しでも抑えるには、配送業者と特約を結ぶといいですよ。
普通に生活していると知らないことなので、契約には少し勇気が入りますが、怖がらず積極的に活用してみましょう。
特約ゆうメール
日本郵便と、ゆうメールに関する特約を結べます。年間で○○冊以上発送します、という契約を結び、その分ゆうメールの送料を安くしてくれます。
特約専用のラベルに印刷できる「ゆうプリR」というソフトも無料でもらえますが、こちらはWindowsにしか対応していません。
まとめ
古本せどり初心者が最初に準備するもの
- インターネット環境
- インターネット回線/スマホ/PC/プリンター
- 仕入れ用ツール
- せどり支援ツール/ビーム/イヤホン/予備バッテリー
- お手入れ道具
- ヘラ/シールはがし/柔らかい布/除菌スプレー
- 撮影道具
- デジカメ/照明/白い壁紙or布
- 販路
- フリマサイト/Amazon/梱包道具
- OPP袋
- セロテープ/クラフト封筒/クラフトテープ/ハサミ/厚さ測定定規/はかり
- 在庫管理
- 本棚/プライスター
- 資格
- 物流
- 特約ゆうメール
古本せどりを始めるに当たって、初心者が準備すべきものをご紹介しました。
既に持っているものもあれば、「こんなのが必要なの!?」と驚いたものもあると思います。
最初は準備するものが多くて大変ですが、慣れてくれば色々と省くこともできますし、もっと効率のよい道具やツールが見つかるかもしれません。
古本せどり初心者さんが少しでも早く始められるように、そして準備がスムーズにいくことを願ってます。
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